タイラー・ザ・クリエイター、2021年のアルバム『CALL ME IF YOU GET LOST』が最新チャートで首位を奪取

米カリフォルニア州出身のラッパー、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)が新たな記録を樹立したようだ。

Billboard(ビルボード)によると、タイラーが2021年に発表した6枚目のスタジオアルバム『CALL ME IF YOU GET LOST』は、2021年、2022年、そして2023年の3つの異なる年でそれぞれ【トップR&B/ヒップホップアルバムチャート】の1位を獲得したそう。アルバム発売から2年近く経った直近の2023年4月15日に1位となった理由としては、『CALL ME IF YOU GET LOST』のデラックスエディション『CALL ME IF YOU GET LOST: The Estate Sale』が今年3月に発表されたことが大きいだろう。このデラックスエディションにはA$AP ROCKY(エイサップ・ロッキー)やVince Staples(ヴィンス・ステイプルズ)らがゲスト参加しており、『CALL ME IF YOU GET LOST』には収録されなかった曲が追加収録されている。

『CALL ME IF YOU GET LOST』はDJ Drama(DJドラマ)、42 Dugg(フォートゥーダグ)、YoungBoy Never Broke Again(ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン)、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)といった豪華ゲストが参加して制作され、16曲入りで2021年6月にリリース。米ビルボード・アルバム・チャート「Billboard 200」での初登場1位を皮切りに、発売初週にはアルバム換算で約16万9,000枚を売り上げ、さらには2022年「第64回グラミー賞」では【最優秀ラップ・アルバム賞】を受賞するなど国内外で高い評価を受けた1枚となった。

ちなみに2022年にアルバム発売から9カ月ぶりに1位になったのは、アナログ盤のLPが発売されたタイミングだったそうだ。

タイラーは『CALL ME IF YOU GET LOST: The Estate Sale』リリースから1週間後の4月7日、2枚目のアルバム『Wolf』発売から10年を記念し、同アルバムのインストゥルメンタル音源をリリース発表。さらにTシャツやキャップといった10周年グッズを発売するなどこちらもファンを喜ばせるサプライズとなった。

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