朝倉未来 vs メイウェザー、実現したら試合展開はどうなるか？

渡嘉敷勝男の公式YouTubeチャンネルで、実現すれば世紀の一戦となるフロイド・メイウェザー vs 朝倉未来の試合展開を元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷が予想した。

未来は4月にRIZINの事務所を訪れ、榊原信行CEOに対して元UFCフェザー級＆ライト級二階級制覇のコナー・マクレガーや、無敗のまま5階級制覇という偉業を達成したメイウェザーとの対戦を要求。さらに5月18日付の『東京スポーツ』には「ボクシングルールでもいい」とコメントを寄せている。

これを受けて渡嘉敷は、「今回は面白いニュースが入ってきましたね。これはすごいね、寝られないぐらいの楽しみができましたよ」と目を輝かせる。

50戦無敗で5階級制覇したメイウェザーを「本当のチャンピオン」と称えると、「そんな圧倒的な強さのメイウェザーを相手にしてやりたいと。これはすごい度胸」と未来の気持ちを評価。「もちろんやれば有名になるでしょう。財も得るでしょう。あとはチャンピオンと手合わせをして、自分の実力を試したいというのもあるんでしょうね。これは観たい！」と期待を寄せた。
未来にはボクシングのセンスがあると語る渡嘉敷は、「ボクシング技術を専門に習えば、面白い選手になりますよ。ボクシングでも国内チャンピオン、日本チャンピオンになれる」と分析。世界チャンピオンにもなれる実力を秘めているとしながらも、メイウェザー戦については「5年ぐらいボクシングを専門に習ってもも、ちょっと難しいかな」と厳しい見解を示した。

また渡嘉敷は、「この意見を未来チャンピオンが聞いたとしたら、『なにを言ってるんですか渡嘉敷さん、オレは絶対に勝つよ』って言って、ボクシングにハマってくれれば、これは最高」とも語り、「世界チャンピオンになれないこともないし、ましてやメイウェザーと戦ってメイウェザーが『よし、君は根性があったからオレが教えるよ』ってメイウェザーが教えるようになったら、これは世界に評判もいくし、ボクシング界にとっては本当に面白いことでしょうね」と空想を広げる。

「RIZINの方々、ぜひメイウェザーと組んでみましょうよ」と呼び掛けた渡嘉敷は、メイウェザーが那須川天心とも対戦したことから、「那須川天心チャンピオンよりも、未来チャンピオンのほうがちょっと上だなと言えるのか、同じように倒されるのか、それはやってみないとわからない」とコメント。

対メイウェザー戦の勝敗について「9：1」で未来の分が悪いと渡嘉敷は予想したが、「これをどこまで攻略して、練習をして、この9：1を縮めてくるか。メイウェザーが那須川天心チャンピオンに簡単に勝ったと思ってナメてくれれば、恐らく面白い」と、まさかの展開になる可能性があるとも語った。

メイウェザーの現在に実力については「練習をしたりしていますからね。まだ引退をして3年ぐらいでしょ？ そこまでは落ちない。引退して15年は強いですから」と、現役時代とさほど違わないだろうと推測。「未来チャンピオンは当て勘がかなりあるので、そういう意味では1発、2発、3発は当たるかもしれない。ただ、当たったら倍以上返ってくる」と、壮絶な打ち合いになる可能性もあると予想した。