80年代後半に目覚ましい活躍を残したデトロイト・ピストンズ。1989年と1990年、NBAファイナル2連覇を成し遂げた彼らの伝説を、ピストンズのYouTubeチャンネルで振り返ってみよう。
当時のピストンズは、NBA史上“最恐”のヒールにして“最強”のスクワッドだった。<バッドボーイズ>と呼ばれ、荒いプレイスタイルとタフなフィジカルディフェンスは彼らの代名詞だった。それゆえに彼らのことを毛嫌いするチームや選手も多く、最も対戦したくない“イヤな”チームでもあった。
<バッドボーイズ>の中核メンバーは、アイザイア・トーマス、ビル・レインビア、ジョー・デュマース、リック・マホーン、そしてデニス・ロッドマン。なかでもレインビアは強引なラフプレイが多く、特にイヤがられていた選手だった。しかしレインビア本人は、「<バッドボーイズ>と呼ばれようが気にしていないよ。かえってオレたちの存在がいい宣伝になってNBAが盛り上がるしね。<バッドボーイズ>の名の下にプレイできるのは楽しいし、それで人々の記憶に残るなら儲けものさ」と語っている。
<バッドボーイズ>の名前が世間に浸透したのは、レインビアとマホーンがローリングストーン誌の表紙を飾ったころからだという。相手選手へのエルボー、突き飛ばす、床に叩き倒すなどは日常茶飯事。乱闘もたびたび起こしていたが、地元デトロイトでの人気は健在。するとドクロのロゴでお馴染みの、NFLオークランド・レイダース(“レイダース”とは襲撃者などの意)から「デトロイト・レイダーズ」とプリントされたグッズが送られ、まるで兄弟チームのような扱いを受け支持された。
「悪名を活かすも殺すも自分たち次第。レインビアなんて『ここまできたら俺たちもレイダースになってやろうぜ』と言っていたよ」
―アイザイア・トーマス
「すべてはタイトル奪取のためさ。勝つためにできることは何でもやる」
―ビル・レインビア
なお、彼ら<バッドボーイズ>のことを特に毛嫌いしていたのが、当時最高の選手の1人だったラリー・バード率いるボストン・セルティックス。バードは公の場でも「ピストンズは嫌いだ」と宣言していたほど。セルティックスとの試合では、お互いがやられたらやり返す、ラフプレイのオンパレードとなった。しかし、バッドボーイズはただラフプレイを繰り返したわけではない。
「ぼくたちはバスケットボールに敬意を持って向き合っている。『ピストンズを倒したいなら、彼らのスタイルをまず崩さないと無理だ』とまで言われたほどだよ」
―アイザイア・トーマス
「フィジカルプレイのチームだと言われているけど、メンタル面でも強かった。チャンピオンシップで勝つことが目的のすべてだったんだ」
―ビル・レインビア
<バッドボーイズ>が築いた2連覇という栄光は、真の実力があったからこそ。ディフェンスが良くないチームは優勝できないとも言われるNBAにおいて、そのセオリーを象徴するようなチームだったことは間違いない。
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