スイスの高級時計ブランド「TAG Heuer(タグ・ホイヤー)」が、同社を代表するモデル、「TAG Heuer CARRERA(タグ・ホイヤー カレラ)」の誕生60周年を記念して、ブランドアンバサダーのRyan Gosling(ライアン・ゴズリング)が主演を務めるこのショートフィルムを公開した。
ブランドのフラッグシップモデルである「TAG Heuer CARRERA」が誕生したのは1960年代初頭。とある伝説のカーレースをヒントに作られた。1950年から1954年にかけて開催されたメキシコ縦断公道レースで、“世界でもっとも過酷なレース”と呼ばれていた<Carrera Panamericana Mexico(カレラ・パナメリカーナ・メヒコ)>だ。平野部に延々を続く直線区間、海抜3000mを超える山岳部の曲がりくねった未舗装路など、状況がさまざまに変化するコースは人にも車にもタフでなければ走りきれないと言われた。「TAG Heuer CARRERA」はこの大会を念頭に、ハイスピードでカーブを曲がるドライバーの視認性とシンプルさにこだわってデザインされている。
そしてこの度公開されたショートフィルムは、カレラ誕生の裏にある物語に敬意を示すがごとく、カーチェイスが繰り広げられるアクション・コメディだ。映画の中の映画という設定で、ストーリーはVanessa Bayer(ヴァネッサ・ベイヤー)演じる小道具担当が、ゴズリングが付けている「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」を取り戻そうとゴズリングを追い回すというもの。
ゴズリングとベイヤーがド派手に死闘を演じ、スポーツカー、重量トラック、電動プロダクションカートなどがさまざまなセットの中をスリル満点で駆け抜けていく。キャンペーン動画とは一線を画す、本格的なアクションスリラーとして楽しめる作品だ。
製作したのは『ブレット・トレイン』(2022年)、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)、『アトミック・ブロンド』(2017年)、『ジョンウィック』(2015年)など数々のアクションヒット作を生み出しているDavid Leitch(デヴィッド・リーチ)監督率いる87ノース・プロダクションズで、スタントマンとして『マトリックス』(1999年)や『スーパーマン リターンズ』(2006年)など数々のアクション作品に携わってきたNash Edgerton(ナッシュ・エジャートン)が監督を務めている。なお監督自身も本人役で出演している。
このショートフィルムの企画にはアンバサダーのライアン・ゴズリングも関わっていたようだ。ゴズリングは、「監督と『ザ・フォール・ガイ』(2024年公開予定)を撮影していたとき、監督に『TAG Heuer』との新しいキャンペーンでのコラボに興味があるか尋ねてみたんだ。今回の経験は関係者全員にとって楽しい、クリエイティブなものになった。いつも本格的で巧妙なキャンペーンを遂行することで知られるラグジュアリーブランドが、非常にユーモアに富んだアイデアを受け入れ、実行してくれたのは驚きだった」と老舗ブランドの懐の深さ、大胆不敵さに感銘を受けたとコメントしている。
ゴズリングらがスピード感満載で駆け抜ける5分16秒の傑作ショートフィルムをぜひチェックしてみてほしい。
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