SZAの最新アルバム『SOS』が全米アルバムチャート10週連続1位を獲得

シンガーソングライター SZA(シザ)の最新アルバム『SOS』が全米アルバムチャート10週連続1位を獲得する快挙を成し遂げた。

映画『ブラックパンサー』(2018年)のインスパイアード・アルバム『Black Panther: The Album』のリードシングルとなるKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)&SZA「All The Stars」など、多数のアーティストとのコラボレーションでも注目されてきたSZA。メジャーデビューアルバム『Ctrl』から約5年半ぶりに待望のニューアルバム『SOS』を2022年12月にリリース。彼女にとって2枚目となる同アルバムが、米アルバムチャートに初登場して以来10週連続で1位を獲得した。同記録を達成した女性アーティストとしては、2015年にアルバム『25』を大ヒットさせたAdele(アデル)以来の快挙となる。

SZAの大ヒットアルバム『SOS』に収録されているシングル「Kill Bill」は、自身にとって最高位となる全米チャート初登場3位を記録し、現在も全米チャート3位をキープするなど、ロングヒットを記録している。

さらに、今年2月には2023年度の米「Billboard(ビルボード)」が選ぶ【Woman Of The Year(ウーマン・オブ・ザ・イヤー)】をSZAが見事受賞。この賞は、これまでにOlivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)、Cardi B(カーディ・B)、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)、Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)、Madonna(マドンナ)、Lady Gaga(レディー・ガガ)、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)など数々のトップアーティストが受賞してきた栄えある賞だ。

新たなチャート記録と【Woman Of The Year】受賞でも大きな注目を集めるSZAは、全米アルバムチャート1位を7週連続更新するタイミングで受けたビルボードのインタビューで、「いまはとにかく感謝の気持ちでいっぱい。1週どころか、7週も、自分がチャート1位を獲得できるなんて思ってもいなかったから……」とコメントしていた。

SZAが所属するヒップホップ/R&Bレーベル「Top Dawg Entertainment」の社長であるTerrence “Punch”Henderson(テレンス・“パンチ”・ヘンダーソン)は、そんなSZAを「世代を代表するアーティストであり、カルチャーを再設定できる存在」だと表現する。そして、「『SOS』が多様なジャンルを織り交ぜながらもまとまりのある作品に仕上がっていることからも、彼女の才能と多様な能力が証明されている。このアルバムは、声や言葉、痛み、成長、時の経過、解放、物語などが感じられて……まさに傑作だよ」と彼女の最新アルバムを高く評価している。

ソニー・ミュージックジャパン公式YouTubeチャンネルでは、SZAの大ヒット曲「Kill Bill」をはじめ、「Nobody Gets Me」「Shirt」「Good Days」など、アルバム『SOS』収録曲4曲の日本語字幕付きミュージック・ビデオが公開されている。彼女が持つ感情の二面性をリアルに描いて共感を呼んできた歌詞にも注目しながら、これらの人気曲をじっくり味わってみてはいかがだろう。

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