スヌープ・ドッグ、WWEのリングに“乱入” プロレスの祭典 『レッスルマニア39』にサプライズ参戦

ラッパーのSnoop Dogg（スヌープ・ドッグ）がWWE主催によるプロレスの祭典「WrestleMania 39（レッスルマニア39）」に参戦し、見事なプロレスの腕前を披露した。

4月1日～2日に米カリフォルニア州ロサンゼルスのソーファイ・スタジアムで開催された世界最大のプロレスイベントの第39回大会「レッスルマニア39」。第2夜ではShane McMahon（シェイン・マクマホン）がサプライズ復帰し、The Miz（ザ・ミズ）と対戦した。

だが試合開始早々に、シェインが膝を負傷し、リングの外に投げ出されることに。そこへ、この大会のホストとして参加し、試合を見守っていたスヌープが登場。代わりにリングに上ったスヌープは、ザ・ミズに強烈なパンチを食らわせてノックアウトすると、“ザ・ロック”ことDwayne Johnson（ドウェイン・ジョンソン）の必殺技であるピープルズ・エルボーを決めた。

WWEの公式YouTubeチャンネルで公開されている試合のハイライト動画では、ザ・ミズをノックアウトしたスヌープが会場から大きな歓声を浴び、ファンの声援に応えながら、鮮やかにピープルズ・エルボーを決める姿を見ることできる。

シェイン・マクマホンはこのときに過去にも経験した大腿四頭筋の断裂という大怪我を負ったことを試合後の記者会見で明かしており、この一幕はスヌープのアドリブによるものだったようだ。

試合後にWWEレポーター・Cathy Kelley（キャシー・ケリー）のインタビューを受けたスヌープは、「俺だって試合が始まるまで自分が参戦することになるなんてわからなかった。でもそれが、俺がレッスルマニアを大好きな理由だ。いつも全く予測できない。つい身を乗り出して見入ってしまう。今夜はそれをまさに近くで体験できたよ。試合に参戦できて、活躍を見せられて、最後にはベルトを高く掲げられるなんて、最高の気分だったぜ！ ここは俺の街、これがレッスルマニア、ここがハリウッドだ」とコメントしている。

不測の事態にプロレス参戦して会場を盛り上げるという“天性のエンターテイナー”ぶりを見せつけたスヌープは、昨年に行われた「レッスルマニア39」のローンチ・パーティーに出席してカスタム王座ベルトを贈呈されており、事前に公開された本大会の公式ポスターのビジュアルにも登場していた。