NBAのオーランド・マジックやロサンゼルス・レイカーズで活躍した伝説的ビッグマン“シャック”ことShaquille O’Neal(シャキール・オニール)が、若く未来ある学生のためにプロジェクトを立ち上げた。
その名も『Setting up Students for Success(学生達の成功機構)』。ジョージア州のヘンリー郡保安官事務所財団とタッグを組み発足したこのプロジェクトは、学生たちの生きていく力を養うことを目的としている。対象は11歳から14歳までの中学生で、およそ9カ月間に渡ってカリキュラムを実施する。カリキュラムは人生のさまざまな側面における社会的・感情的スキルの指導・開発をしながら、良いロールモデルから影響を受ける力を高めていく内容となっている。
また、同時に保護者の指導力や、子どもたちとの接し方を向上させる目的を持ったプログラムも含まれる。これは親と子の“コミュニケーションギャップ”を解消するための機会を提供する。親と子の双方より子どもたちの未来をサポートできる環境を作り上げていく方針のようだ。
「多くの場合、青少年たちは自分の意見を聞いてもらうために戦っています」とヘンリー群保安官のReginald B. Scandrettは述べる。さらに「私たちは、若者たちにできるだけ多くのリソースを提供し、彼らが成功につながる道を歩むのを助けたいと考えています」と付け加えた。
現在シャックは「NBA on TNT」の名物スポーツアナリストとして活躍している。同じくNBAレジェンドのCharles Barkley(チャールズ・バークレー)と一緒に、時には過激な発言を交えながらもスーパースターの視点から的確な解説で大人気だ。また、NBA時代にはその圧倒的なパワーでリングを何度もぶっ壊している“破壊王”でもある。
一見、近寄りがたく怖いイメージのある彼だが、実は非常にフレンドリーな性格の持ち主だ。長年、彼は南部の州を「故郷のひとつ」と呼んでコミュニティを大切にしている。また、有名になりすぎて実家がバレ、直接実家に訪ねてきた人たちが後を絶たなかったそうだが、怒ることなく逆にいつでもくつろいでもらうために実家を開放しているという逸話もある。そして、おととし2021年に今回の協力相手となるヘンリー郡保安官事務所のコミュニティ関係ディレクターに任命され、今回の発表に至ったという形だ。
「彼らがこの施設に入ったとき、自分が父親だと感じてほしいんだ。高級ベッド、高級家具、素敵なペイント、アートワークなどを楽しんでもらいたい」とシャックは語る。
「角を曲がったところにゲーム場がある。そこで子どもたちのためにゲームを買いあさるんだ。この子たちにいい思いをしてもらいたい。彼らがそうやって成長して立派になっても、私には何も返してくれなくていい。ただ、自分の母親がこれを見て笑顔になってくれればいい。娘たちや息子が誇りに思ってくれればいい。みんなに誇りに思ってもらえればいいよ」
シャックはこのプロジェクトのため、ペプシとの契約を通して新しい家具や追加設備を新調する予定でもあるという。“NBAの破壊王”は、コートの外ではみんなに優しいスーパーヒーローのような男なのだ。
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