SNSで代理戦争勃発!ウェストブルック実弟 vs レイカーズファン

ロサンゼルス・レイカーズは、中心選手であるアンソニー・デイビスが膝の怪我で戦列を離れ、チームは37歳を迎えたレブロン・ジェームズに頼る状況が続いている。その大きな理由の一つが、ファンの大きな期待を背負って加入したラッセル・ウェストブルックの大不振にある。平均18.6得点、フィールドゴール成功率43.7%、3ポイント成功率29.6%となかなか波に乗れないウェストブルックのパフォーマンスに熱狂的なことで知られるレイカーズのファンの多くは納得がいっていないようだ。

1月16日(現地時間)に行われたデンバー・ナゲッツ戦でチームが96-133と37点差で大敗した夜、Twitterはウェストブルックの批判であふれた。その大きな原因となったもう一つの理由が同じ週に対戦して負けたサクラメント・キングス戦。この試合、シュート成功率14.3%(14本中2本成功)とまたもや不甲斐ない結果に終わったウェストブルックは、試合後のインタビューでシューティング・スランプについて聞かれると「Man, who are you telling? I can’t make a f-king shot boy(誰に聞いてんだよ?俺はシュートをまったく決められないんだぞ).」と自虐的に答えた。

シュートを外す度にキングズのアリーナでは「Cold As Ice(氷のように冷え切っている)」と皮肉が込められたフォリナーの曲をDJがプレイした。

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「誰のせいにもしないのが俺の流儀。いつも自分を見つめ直して、どうやったら上達できるか考えている。1つ言えることは、パニックには絶対ならない。自分ができることに自信をなくすこともない。自分をもっと追い込んでシュートを決められるように調整を続ける」と前向きな発言でインタビューを終えたが、放送を見ていたレイカーズファンは我慢の限界に達していたのだろう。Twitterはウェストブルックを批判するコメントであふれた。

この屈辱の炎上に物申したのが弟のレイ・ウェストブルック。ナゲッツ戦の後にTwitterスペースに登場し、レイカーズファンと実際に話しながらラスへの批判を止めるよう促した。

「バスケットボールのことに関しては正直に話す。兄貴はターンオーバーをするし、レイアップを外すことだってある。ただ、ここで兄貴について適当なことをツイートするアホは許さない。チームの裏で起こっていることを知らないくせに」と興奮気味に話し、参加しているファンにチームの不調は決して彼の兄だけのせいではないことを主張した。

どちらにしろレイカーズの巻き返しはウェストブルックの活躍がカギを握っている。

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