ファレル・ウィリアムス主宰「Something in the Water 2023」にルイ・ヴィトンのピラミッドが出現

Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)主宰の音楽フェス<Something in the Water 2023(サムシング・イン・ザ・ウォーター)>が、アメリカ・バージニア州で開催された。

Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)、Kid Cudi(キッド・カディ)、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Machine Gun Kelly(マシン・ガン・ケリー)、Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ)、Skrillex(スクリレックス)、ARCADE FIRE(アーケイド・ファイア)など、新人からレジェンドまでジャンルを超えてファレルと交流のあるさまざまなアーティストがラインナップ。あいにく3日目が雨で中止となったものの、ファレルの出身地であるバージニアのビーチには多くの音楽ファンが集結しイベントを楽しんだ。

フェス開催に際し、来る6月にLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の新アーティスティック・ディレクターとしてメンズウェアのデビューショーを控えるファレルは、フェスとLVとのコラボアパレルコレクションを発表。会場内に高さ30フィート(約9.14メートル)、LVのモノグラム・トランクを積み重ねたような巨大なピラミッドを建て特設ショップとすると、VIPパスを持つ来場者を対象に限定販売を行った。

販売されたコラボ商品は、ダミエ柄のデニムジャケット、パーカー、Tシャツなど。各アイテムにはバージニア州のスローガン“Virginia Is For Lovers”の“L”を“LV”にアレンジしたグラフィックや、“PARIS TO VA, VA TO PARIS(パリからバージニア、バージニアからパリへ)”というメッセージロゴがあしらわれている。ストリートアイテムながら、高級メゾンの洗練された雰囲気を残したデザインが特徴的だ。

さて、2021年11月に急逝したVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)の後任として、LVのメンズコレクションを率いることとなったファレル。今年2月に新メンズ・クリエイティブ・ディレクター就任の発表がされた際には驚きをもって受け止めた人も多かっただろう。しかし、これまでThe Neptunes(ザ・ネプチューンズ)やN.E.R.Dのメンバー、またソロアーティスト、はたまたプロデューサーとしてヒット曲を手掛けきた傍らで、アート、ファッションなどカルチャーアイコンとして多彩なフィールドでも活躍してきた。

Louis Vuittonとは2004年と2008年に、その他adidas(アディダス)、Moncler(モンクレール)、CHANEL(シャネル)ともコラボを行ってきた実績を持つだけあって、メンズ・クリエイティブ・ディレクターとしての期待値は高い。今回の限定コレクションも<Something in the Water>の会場とLV海外版公式サイトにて販売されたのみというレアアイテムだが既に完売。6月の本格コレクションデビューでは新しくどのようなLouis Vuittonの世界を魅せてくれるのか、世界中から注目が集まっている。

TAGS