「Project2」のテーマである“Healthy Junk”の精神をもとに、ゲストに潜む相対する中身、二面性にフィーチャーしていく特別インタビュー。今回は、ファッションモデル、女優として数々の作品に出演してきた遠藤新菜をゲストに迎える。国内外を問わず注目を集めるラッパー、JP THE WAVYとの出会いを経て、現在はNiinaとしてSNSなどで唯一無二の個性を発信し続ける彼女に、パーソナルな部分からこれからの野望まで語ってもらった。
Niinaになって好きなことを心から楽しむ毎日

――まずは自己紹介をお願いします。
Niina:遠藤新菜という本名で女優業とかをいままでやっていたんですけど、いまはNiinaという形で活動させていただいています。もともとモデル業と女優業をやっていて、そこからいまの彼(JP THE WAVY)と出会って、ちょっとこういうストリートのカルチャーにも触れるようになって。そこからミュージックビデオの監督をやらせていただいたりとか、自分の音楽を出してみたりとか、いろいろなことをやってみている最中という感じです。
――多才ですよね。ご自身が表に出られるということももちろんすばらしいですし、ものづくりとかクリエイティブとかそういうところもすごくお好きなんですね。
Niina:大好きです。
――スタイリングとかもされていますよね。
Niina:スタイリングもやっています。
――先ほど自己紹介のときにもおっしゃってくださっていましたが、女優・遠藤新菜から現在のNiinaに転身した理由を伺ってもいいでしょうか?
Niina:女優業を辞めたわけでもないんですけど、お休みしたいなと思うきっかけになったのが多分、いまの彼とか周りの仲間たちに出会ったタイミングで。そこまで10年ぐらいお芝居をやっていたんです。14歳とか15歳とか、中学生のときから仕事をしていて一区切り、すごい自由な恋愛もできているし、いままで我慢していたことができたタイミングだったので。ちょっと無我夢中でやってきたものをあえて1回止めてみて、ほかに自分がなにかできることがあるんじゃないかと思って。
――一度、遠藤新菜を休眠させたんですね。
Niina:そうですね。そっちが本名なんですけど(笑)好き勝手にやる時期というのを自分で設けていまに至るという感じです。
――なるほど。けっこうSNSとかを拝見させてもらうと、好きなことを心から楽しんで、本当に人生を超楽しんでるみたいな感じが画面からメチャクチャ伝わってくる感じがすごく素敵だなと思います。
Niina:うれしいです。本当にその通りで、いまのほうが自分が本当にやりたかった恰好だったりとか、髪の毛を好きにしてよかったりとか、そういうのを楽しんでいます。それまでは役にすべてをゆだねないといけない状態だったので、自分の本当に好きなこととか、自分がなりたい自分とかを見ないままここまで走ってきちゃったんです。だから逆にいま、初めて自分の好きに生きているというか、我慢していたわけじゃないけど、より楽しくできているかなと思います。
――自分のやりたいことをNiinaという形で表現して、それに共感をしてくれるファンの方たちや、応援してくれる方たちがいるのは素敵ですよね。
Niina:ありがとうございます。
何でもない日常がインスピレーションの源に

――ブランドのディレクターだったり、クリエイティブのディレクターとして幅広くご活躍されていますが、インスピレーションの源みたいなものってなにかあったりしますか?
Niina:なんでもメチャクチャ観察しちゃうんです。街を歩いている人だったり、カップルだったり、その会話も聞いちゃうぐらい観察するんです。人のことも自分のことも。だから、例えばこの2foodsさんのナゲットを食べたということだけで、別のことを自分の中で広げられたりとか。けっこう妄想がすごいというか。ちょっと怖いかもしれないですけど(笑)
――いえいえ。
Niina:ちょっとした「今日は天気がいい」「今日何か失敗した」とか、そういうレベルのことだけで、いきなりそれが音楽とか服に直結しちゃうこともあるんです。逆に神社とか自分が好きな場所に行ってインスピレーションを受けて、こういうステージとか、こういうMVもいいんじゃないかなと思うときもあるし。けっこうなんにでもセンサーがあります。
――日常の中にそういうインスピレーションの源、ヒントが落ちているのを敏感に拾っているんですね。ちなみにナゲットからのインスピレーションはどんなものがありました?
Niina:ソースの色がきれいで、色の三原色とかちょっと深いことを考えますね。ソースで宇宙までいってしまいました(笑)
――そういう物事を深く受け止めるみたいなところから、世界観やかわいいスタイルだったりとか、いろいろなものにつながっていっているんですね。
Niina:そうですね。
――先ほど、神社がお好きとおっしゃられていたんですが、おススメのパワースポットがありましたらぜひお聞きしたいです。
Niina:いっぱいあるんですけど、でも私が人生で一番、行って自分の中で大きく変わったなと思う場所は、京都の鞍馬寺ですね。私のブランドの名前も「KUMARA(クマラ)」って言うんですけど、鞍馬寺から来ているんです。それぐらいメッチャ影響されたお寺で、機会があったらぜひ行ってみてください。

――すごく気になります。
Niina:言葉で説明できることには限界があるけど、元気が出るだけではなく、新しいことを始めたり、自分が前に進む勇気がないときとかに行ったらすごくいいと思います。みなさん違った感じ方をすると思いますが、私は山を登り切ったときに足がガクガクして立てなくなったりしましたし、山頂のほうで目を閉じて1人で瞑想しているおばさんがいたりとか、「なんかすごそう」って、多分、入るだけでけっこう感じると思います。
――何にインスピレーションを受けてブランドの名前を決めたのかなってすごく気になってたんです。
Niina:けっこうストレートなんです(笑)
――お聞きして点と点がつながりました。

次回は、大好きなファッションやコスメ、これからの夢や目標について深掘りしていく。
いまも成長途中だと思っています|サッカー日本代表 伊藤洋輝 インタビュー#1
ドラマ『THE LAST OF US』で使用されリバイバルヒット! 80年代デペッシュ・モードの楽曲「Never Let Me Down Again」
“ハリウッドの若き天才”デイミアン・チャゼル監督が手がけた作品を振り返る
「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール主演 実話を元にした注目作 『もう、歩けない男』
50セント、エミネムの半生を描いた『8 Mile』をTVドラマ化 B・ラビットの前日譚
Tiffany & Co. × NIKE「エア フォース1」 “ティファニーブルー”のスウッシュを配したスペシャルな一足
TRIPSTER × Dickies “紳士服のディッキーズ”第5弾 最新アイテムが登場
全てのプロデューサーコミュニティに感謝 J. コール、新曲をサプライズリリース
ドレイクの「72時間」 マイク・タイソンやレニー・クラヴィッツも登場『Jumbotron Sh*t Poppin』MV
“実写版ルフィ”のビジュアル初公開 Netflixドラマシリーズ『ONE PIECE』
ザ・ウィークエンドのヒット曲『Blinding Lights』 “Spotify史上最も多く再生された楽曲”として新記録達成
ポマードブランド「BROSH」 × 「Evisen Skateboards」コラボアイテムをリリース