マクドナルドが提案する画期的な屋外テーブル『テーブルバッグ』とは?

イタリアのマクドナルドが発表した“屋外でテーブルに早変わりするテイクアウトボックス”が注目されている。

イタリア・ミラノで今年の4月18日から23日に開催されたデザインの祭典<ミラノ・デザイン・ウィーク(ミラノサローネ)>に合わせて、昨年発表されたマクドナルドのユニークなプロジェクトが再注目された。

2022年のミラノ・デザイン・ウィークでは、マクドナルドが広告代理店「Leo Burnett(レオ・バーネット)」と組んで、会場や街で大勢のイベント参加者たちが食事をするための場所が不足しているという問題を解消すべく、屋外でテーブルとして活躍する画期的なテイクアウト用のボックスを提案した。

マクドナルドが発表したのは、紙製のボックスを組み立てると簡易的なテーブルに変身する『テーブルバッグ』だ。ハンバーガー、フライドポテト、ドリンクなどのセットメニューが大きめのトートバッグのような形状をしたテイクアウトボックスに入って提供される。

そのテーブルバッグを、街中に設置された「Let me be your table(私をテーブルにして)」と書かれているポールに取り付けて広げると、そこに即席のテーブルが完成する。テーブルの中央部には2箇所のドリンクホルダーが設置され、2セット分のハンバーガーやフライドポテトを置いてもまだ十分なスペースがあるテーブルを利用しながら、人々は食事することができる。

このテーブルバッグは、マクドナルドのアプリから注文するユーザー限定で提供された。すべて再生可能な紙素材で作られており、使用した後は資源ごみとしてリサイクルすることができるので環境にも優しい。

人々が気軽に食事するのに便利なアイデアに溢れており、それを実際に革新的なデザイナーや関係者たちが集まるイベントで披露する機会を作ったマクドナルドの『テーブルバッグ』は、世界の優れたパッケージデザインのひとつとして評価されている。

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