NBA歴代最多得点記録を塗り替えた KINGレブロン、公式ミックステープを公開

ついにLeBron James(レブロン・ジェームズ)がNBA歴代最多得点記録を塗り替えた。この偉業を記念し、NBAがレブロンのデビュー戦から今に至るまでの名場面を集めた約10分間の公式ミックステープ動画を公開。今シーズンでキャリア20周年を迎えたレブロンの記憶に残るプレイ集は必見。

「初得点はまるで昨日のように覚えているよ。サクラメント(・キングスのホームコート)のアルコ・アリーナ」小学校5年生から自分の家族の名前がプリントされたNBAのユニフォームを着てコートに立つことを夢見ていたレブロンにとって、今でもデビュー戦は鮮明な記憶として残っているようだ。コート上での試合直前のインタビューでは「緊張してお腹がもやもやするけど、試合開始のジャンプボールが済めばスイッチが入るさ」と答えた。その言葉通り、第1クォーターの8分56秒に最初のジャンプシュートをスウィッシュで決めるとエンジン全開! 終わってみれば25得点、9アシスト、6リバウンドを記録し、注目していたファンの期待に応えた。

動画はレブロンがこれまでに在籍したクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、(再びキャブス、)ロサンゼルス・レイカーズの順番でハイライトが紹介される粋な演出で構成されている。キャブスでは大迫力のウィンドミルダンクやバックボード裏からのシュート、ハーフコートからのロング3ポイントなど、どれも信じられないようなプレイばかり。とくに印象に残るのは、NBA史上屈指のパワーフォワード、ティム・ダンカンの頭上から決める豪快なダンク。

続いてヒート在籍期にハイライトが移ると、最強コンビと呼ばれたドウェイン・ウェイドからパスを空中で受けるアリウープダンクが連続で紹介される。その後はキャリアハイとなる61得点を記録したゲームや自分自身でバックボードにバウンドさせて決めるダンクなど、ハイライトは止まらない。

レイカーズに移籍してからも、解説者が驚きを隠せないスーパープレイの数々が紹介される。「いつも自分のプレイをすることだけに集中している。バスケを始めてからずっとそうしてきた。結果は後からついてくるもの」と語るバスケットボール界のスーパースターがNBAの通算得点記録を更新する日が近づくにつれ、メディアで大きく取り上げられるようになる。

史上最年少で10,000得点を記録し、その後もモーゼス・マローン、カーメロ・アンソニー、シャキール・オニール、ウィルト・チェンバレン、ダーク・ノビツキー、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、カール・マローンと過去の偉大な選手の得点記録を次々と通算得点で上回っていく。そして動画の最後では、レブロンが得意のフェイダウェイシュートで30年以上破られなかったカリーム・アブドゥル・ジャバーの得点記録を塗り替えるシーンが流される。

「歴代最高得点の話が出ること自体信じられない。まさか自分が到達するなんて想像もしていなかった。自分はオールラウンドプレイヤーでありたいと常に思っていたし、この状況を当たり前と思わないで感謝したい。そして、まだまだ相手がガードできない存在でいたい」と語るように不滅の記録と言われていたジャバーの記録を超えて、ついにオールタイムリーディングスコアラー(歴代最多得点記録保持者)の地位まで登りつめたレブロンだが、実は通算アシストでも歴代4位に浮上したばかり。ここまでは得点に注目が集まっていたが、今後どこまで記録を伸ばしていくか、そしてどこまでタイトル争いに迫れるかにも注目が集まる。

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