アパレルブランド「TIGHTBOOTH PRODUCTION(タイトブース・プロダクション)」主宰の上野伸平によるスケートビデオ『LENZ III』(2023年2月リリース)に収録されている吉岡賢人パート。この映像が「Thrasher Magazine」のチャンネルで公開されると、そのスタイルとファッション、オリジナリティ溢れる映像センスが各所から絶賛されている。
“日本スケート界の異端”、“ストリートの申し子”とも言われ“ジャパニーズ・スーパー・ラット”の異名を取る吉岡の存在を知らないスケーターは、少なくとも日本にはいないだろう。ハンドフリップやスラッピーなどいわゆる“オールドトリック”をハイレベルで使いこなし、それらを現代的なトリックとシームレスにつなぎ合わせたスタイルは、この時代にしか生まれえなかったオリジナリティの塊だ。“自分のスタイルを持っているかどうかが一番大事”と、ことあるごとに言われるスケートにおいて、吉岡ほど早くから“自分のスタイル”を打ち立てたスケーターも稀だろう。
80’sで死に絶えたと思われた旧来のトリックも最新の発展系トリックも並列に駆使し、ストリートを縦横無尽に走破する様は新しくもあり、普遍性すら感じさせる。そのため海外からと思われるアカウントから早くも絶賛のコメントが並んでいるのは頷ける話だ。日本のストリートで、セルフ・エキゾチズムに陥ることもなく、他のどこからも生まれえない、“ジャパニーズ・ストリート”ともいうべきスタイル。そんなリアルな日本発のスケートビデオだけに、海外からも注目を集めているのではないか。
「トリックのチョイス、フィルミング、エディット、音楽からスタイルに至るまで、他の何にも似ていない。のちにモダン・クラシックと呼ばれるだろうと確信」
「技術だけじゃなくて、スタイルで満ちている」
「うわ、この若い奴らは今まさにトレンドを生み出してる最中だな。めちゃめちゃスケーターに影響与えるだろうと思う。やばすぎる」
「ここ何年の間で最も面白いビデオ。今まで見た中で一番で変で一番ドープ」
「ジャパニーズ・スケートボードはすごいな!」
などなど。やはりカメラワーク、吉岡の奇抜で縦横無尽なスタイル、ファッションと音楽が強烈な印象を残しているようだ。ビデオのオリジナリティという意味では上野によるカメラワークやエディットによる部分も当然大きい。スケートビデオの代名詞的名機、SONY DCR-VX1000を駆使した質感や、「タイトブース」のファッションによって、これまでの時代を総括するようで全く新しい日本発のスケートビデオになっているのだ。日本でいま最も尖ったグループ・GEZANのサウンドやパンク、ハードコア、関西アンダーグラウンドなど、ここ30年を総ざらいするような全く新しいサウンド面とのマッチングもお見事である。
今回、吉岡の他にも浦塚絢大、守重琳央、北詰隆平、小西凛玖らのパートががっつりと収録されているのに加えて、足立区出身のカリスマ、SHAKE JUNZIもゲスト的に登場する。東京のストリート、スケートの現在が鮮烈に切り取られた吉岡賢人のパートが収録されている上野伸平の集大成的作品『LENZ III』は全編にわたって必見だ。ゲームチェンジャー的存在になりそうな、そんな予感のする作品である。
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