出場停止処分だったジャ・モラント、地元の熱狂的スタンディングオベーションで戦線復帰! いきなりポスターダンク炸裂

ようやく出場停止処分が明けたメンフィス・グリズリーズのオールスターガード・Ja Morant(ジャ・モラント)だが、3月23日(現地時間22日)にチームに復帰するとすぐにその日のハイライトとなるスーパープレイを見せてくれた。

モラントはホームコートのフェデックス・フォーラムで行われたヒューストン・ロケッツとの試合でベンチ入りすると、グリズリーズのファンからスタンディングオベーションで迎えられた。

チームは大黒柱を出場停止で欠く間の9試合を6勝3敗で乗り切ったこともあり、この日モラントはベンチからのスタートとなった。それでも早速第2Qには自ら復帰祝いとなるKenyon Martin Jr.(ケニオン・マーティンJr.)をポスター行きにする強烈なダンクをお見舞いした。

モラントはこの日の試合で17点、5アシストを記録し、勝利に貢献した。試合後のインタビューでは「私が現在も経験しているプロセスを通して、継続的にサポートしてくれた、このメンバー、ファン、組織を愛しています」とのコメントと共に娘と一緒にYoungBoy Never Broke Again(NBAヤングボーイ)の歌で復帰戦を終えた。

復帰戦を受けたメンフィス界隈のSNSでは、モラントの帰還は好意的に受け取られているようだ。

The audience says it all. This city loves Ja Morant & this is only the beginning.(観客の声援がすべてを物語っている。この街はJa Morantを愛し、これは始まりに過ぎない。)

Standing ovation as Ja Morant checks in for the first time since March 3 Memphis lovesssss this man!(ジャ・モラントが3月3日以来のチェックインでスタンディングオベーション メンフィスの街はモラントを愛している!)

モラントは3月4日(現地時間)のデンバー・ナゲッツ戦後に、コロラド州のナイトクラブでInstagramのライブ配信で音楽に体を揺らしながら自身が所持しているとみられる拳銃をチラ見せしたことで大きな非難の声が挙がった(現在は自らSNSアカウントを凍結している)。

チームはすぐにモラントに2試合の出場停止処分を科すと、NBAもその後の調査を踏まえて「リーグに対して有害な行為をした」ことによる8試合の出場停止処分を与えていた。

モラントはハイライトを連発する華麗なプレイで次世代スーパースターとしての地位を確立し、ナイキからのシグネチャーシューズ発売など今後の飛躍が大きく期待されている選手。しかしその一方でSNSでの過激な発言や、暴力沙汰などの問題も度々起こしており、1月のペイサーズ戦の後にも拳銃の照準と思われるレーザー光線をペイサーズのチームバスに乗る人に向けて照射した疑惑が浮上するなど、プレー以外での行動が問題視されていた。

TAGS