“怪物で最強”ヤニス・アデトクンボが憧れた選手とは?

今年のオールスターでは特別なイベントが。75周年という節目を記念し、史上最高のプレイヤー75人(実際は同得票数で76人)が選ばれたのだ。50周年のときにも同様のイベントが開かれ、それから25年間で活躍した新たな選手たちが加わった。コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ティム・ダンカンやケビン・ガーネットなどに加え、ダーク・ノビツキーやスティーブ・ナッシュ、ステフィン・カリーなど、より多国籍でバスケットボールの“形”を変えた選手が増えた。

そんななか最年少で選ばれたのがギリシャ出身のヤニス・アデトクンボだ。211cm109kgという大柄ながら、ガードやフォワードにも劣らない技術とスピードを持った、まさに“新世代”の象徴ともいえる選手である。

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そんなヤニスに放送局TNTがインタビューを敢行。偉大な75人に選ばれた気持ち、そしてある”レジェンドとの秘話”について語ってくれた。

「ヤバいね。ただただ嬉しいよ。この場にいられるとは思ってもみなかった。歴代の素晴らしい選手、マイケル(ジョーダン)やケビン・ガーネット、レジー・ミラー、カリーム=アブドゥル・ジャバー、オラジュワン、ノビツキー、マジック・ジョンソンなど、子供の頃に憧れていた選手たちと一緒に75周年のジャケットを着るなんてね」

まさか現時点で偉大な75人に選ばれるとは思ってもみなかったそうだ。そして、現在とは“対照的”な少年時代のエピソードを踏まえて、子どもの頃に憧れていた意外な選手の名前を挙げた。

「ぼくは彼(アレン・アイバーソン)を見てバスケットボールを始めた。コーンロウのヘアスタイルをして、ヘッドバンドを付けて、小さくて細かったから、アイバーソンみたいになりたかった。彼自身は小さい頃『MJみたいになりたい』と言っていたけど、僕の憧れはアイバーソンだったんだ」

NBA屈指の体格を持つヤニスは、なんと“史上最低身長の得点王”アレン・アイバーソンに憧れてバスケットボールを始めたという意外なルーツが明らかに。しかし、だからこそあの体格には似つかわしくないスピードとスキルを持った怪物が誕生したのかもしれない。

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「アレン・アイバーソンだ! 僕はあなたを見てバスケットボールを始めたんだ。迷惑を掛けたくないけど、ただそれだけは伝えたい」

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