リドリー・スコット監督、サムスン新型モデル「Galaxy S23 Ultra」で撮影した短編映画『Behold』

映画『エイリアン』（1979年）、『ブレードランナー』（1982年）などで知られる巨匠Ridley Scott（リドリー・スコット）監督が、Samsung（サムスン）の新型モデル「Galaxy S23 Ultra（ギャラクシーS23 ウルトラ）」で撮影した短編映画が公開された。

カメラに初の2億画素センサーを搭載するなど、大きく進化したサムスンの新型フラッグシップモデル「Galaxy S23 Ultra」。この新製品の進化したカメラ性能をアピールするプロジェクトのひとつとして、リドリー・スコット監督が全編を「Galaxy S23 Ultra」で撮影した短編映画『Behold（ビホールド）』を完成させた。本作はシンプルな物語と美しい映像で観る者を引き込む約4分の映像作品になっている。

『Behold』は、フランス・マルセイユの荒廃した地域を舞台に、若者が善良な行動によって暗い世界から抜け出す術を見つけるストーリーを描いている。Ridley Scott Creative Group（リドリー・スコット・クリエイティブ・グループ）のクリエイティブ部門から出たアイデアに基づいて、Luke Scott（ルーク・スコット）が脚本を担当した。また、製作会社Plan’it（プラニット）、マーケティング企業Cheil（チェイル）、VFXを担当したUntold Studios（アントールド・スタジオズ）が共同で製作している。

廃墟が立ち並び、犯罪や対立が多発する荒廃した地域で暮らすひとりの青年。いつもの仲間と過ごし、敵対する集団の攻撃から身を守る生活を送っていた。ある日、複数の男性たちに追われて倉庫に逃げ込んだ青年は、そこで死んだものとして見捨てられた馬と出会う。男性は「Amazing Grace（アメイジング・グレイス）」を美しい声で歌いながら、横たわる馬を優しく起き上がらせると、広い牧草地へと連れてゆく。やがて草原に解き放たれた馬は夕日を浴びながら自由に疾走する姿が映し出される。

最後は「我々に大声を上げさせてください。疑いを抱かせないでください。恐れを抱かせないでください。あなたに恐れを抱かせないでください。前に進ませてください。ありのままでいさせてください。生きていかせてください」と別の男性がメッセージを送る。また、画面には「Do as you would be done by（あなたがしてもらいたいことをしよう）」というメッセージが表示される。

この短編映画『Behold』のほかにも、リドリー・スコット監督たちが作品や製作の裏側について語る約2分のメイキング映像が公開されている。本作のストーリーについて、青年が動物から“許し”と“平和”を見つけたことを説明するリドリー・スコット監督。また、最初は大型カメラの代わりに小さなスマートフォンを使用して撮影することに不安はあったが、スマートフォンだと非常に狭い部屋や空間でも撮影できるのがとても便利だったことなどを振り返っている。