エド・シーラン、亡き親友に捧げる新曲『Eyes Closed』をリリース

Ed Sheeran(エド・シーラン)が亡き親友Jamal Edwards(ジャマル・エドワーズ)に捧げる新曲「Eyes Closed」をリリース。

YouTubeの音楽チャンネル「SBTV」の創設者であるDJのジャマル・エドワーズは、同チャンネルをとおしてエド・シーランをキャリア初期から応援してきたことで知られるが、2022年2月に薬物摂取による心停止で急逝した。

多くの時間を一緒に過ごした大切な友人を失ったエドは、昨年に辛い時期を過ごし、うつ病が再発するなど、精神的にもどん底な状態を経験したようだ。エド・シーランがリリースした新曲「Eyes Closed」は、ジャマルを失った悲しみを綴った曲になっている。

エド・シーランは公式Instagramで新曲について、「この曲は誰かを喪失することについて歌っている。外出するとその人とばったり会うような気がするときや、その人を思い出させるもの、その人と一緒に楽しんだこととか。時々、喪失の痛みをまぎらわせるために現実逃避しなくてはならない。でも、ふとしたときにまた引き戻される。青はジャマルの色だった。でも、いまは感じることしかできない。音楽は痛みを和らげてくれると思う。だから、僕は目を閉じて(Eyes Closed)踊りながら、それを乗り越えようとしているんだ」とコメントしている。

エド・シーランの公式YouTubeチャンネルでは、新曲のミュージック・ビデオも公開された。エドがバーで独り酒を飲み、悲しみを紛らわせるように目を閉じて踊りながら、亡くなった友人への思いを馳せる内容になっている。そんなエドを傍らで見つめる青い毛に覆われた大きな生き物が度々登場し、ジャマルの存在を感じさせる。

エド・シーランは待望のニューアルバム『-(サブトラクト)』を5月5日にリリースすることが決定している。「Eyes Closed」は、同作からのリードシングルとなる。『-(サブトラクト)』は、彼のシンガーソングライターとしてのルーツに立ち返り、個人的な悲しみと希望を背景に作られたアルバムになるようだ。

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