ボディウォッシュやシャンプーなどパーソナルケアアイテムをグローバル展開するビューティブランド「Dove(ダヴ)」が、SNSに蔓延する加工フィルターに声をあげるキャンペーンを展開している。
今回Doveが警鐘を鳴らしたのは、動画投稿アプリ「TikTok」に搭載され物議を醸している新エフェクト「Bold Glamour(ボールド・グラマー)」に対して。このエフェクターを使うと自分の顔が劇的に、あまりにグラマラスに変化するため、それまで自分の容姿について特に気にしていなかったユーザーも、「ボールド・グラマー」を試したあとはエフェクトなしの自分の容姿と比較してしまい、「フィルターなしでは見栄えがしない」という思い込みを持ってしまいやすくなると、若いユーザーの美的感覚に有害な影響をもたらすことが批判を受けていた。
そんな「ボールド・グラマー」に「#TurnYourBack(背を向けよう)」というキャンペーンを広告会社Ogilvyと共に起こしたのがDoveだ。このキャンペーンでは有害で歪んだSNS上のフィードを変革し、間違った美のステレオタイプが強化されるのを防ぐことを目的としている。実際、「Dove Self-Esteem Project」が行った調査によると、米国の少女の38%が、インフルエンサーがソーシャルメディア上で映し出す美の基準にはかなわないと答え、80%が13歳までにフィルターをかけたりレタッチアプリを使って自分の写真の見え方を変えたりしていると回答しているそう。その結果、定期的に写真を加工している少女の48%は、そうでない少女の28%と比較して自分の体に自信がないこともわかっている。
Doveのグローバルバイスプレジデント、Firdaous El Honsali氏は、ソーシャルメディア上の楽しいフィルターは創造性や自己表現の強化に役立つが、今回のTikTokの「ボールド・グラマー」は「“遊び”の範疇を超えている」と主張。「#TurnYourBack」キャンペーンにはインフルエンサーたちが多数参加しており、少女たちが自分たちの自然な姿に自信を持てるように、そして「本当の美しさはインストールする必要はない」ことを伝えるために、自分たちもノーメイクの姿で「このようなフィルターに“背を向けよう”」とフォロワーたちに呼びかけている。
このキャンペーンは今後も大規模なデジタルコンテンツや屋外広告などを展開していく予定だそうだ。
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