Netflixが「コカイン・カバ(Cocaine Hippos)のコメディ作品を制作する」。そんな話を聞くと、誰もが耳を疑うことだろう。しかし、この話はデマでも噂話でもなく、まぎれもない事実だ。しかし登場するのは「コカイン中毒のカバ」でも「コカインを材料としたカバ」でもない。ある特殊な性質を持ったカバなのだ。
Netflixが制作した人気のオリジナルドラマ『ナルコス』に登場する実在の麻薬王、パブロ・エスコバルは、悪名高いコロンビア最大の麻薬組織「メデジン・カルテル」の創設者として知られる人物で、その生き様はまさに悪逆非道の極みといったところ。
実はそのパブロが、1980年代に自分の所有する広大な敷地の中に、珍しい動物たちだけを集めたプライベート動物園を作ることを思い立つ。そもそも動物園を個人で所有しようというのもおかしな話だが、そこは潤沢すぎるほどの資産を持ち、世界有数のセレブとしてもその名を馳せたパブロ。鶴の一声で、世界各地からキリン、シマウマ、ゾウといった動物たちが瞬く間に彼の広大な私有地へとかき集められることとなった。その中に含まれていたのが、「コカイン・カバ」こと4頭のカバだったのである。
麻薬ビジネスによって巨万の富を持つ“飼い主”パブロの元で、まさに楽園暮らしといえるほどに安穏とした日々を送っていたカバをはじめとする動物たち。しかしそれも長くは続かず、ご主人様であるパブロが1993年にコロンビア治安部隊の襲撃を受けて死亡。あろうことか動物たちはそのまま放置されてしまうこととなったのだ。
通常、こうしたケースにおいては政府や行政機関などが、ほかの動物園などが彼らを引き取るように調整することが一般的だが、なぜかコロンビア政府はそのままいつまでも放置。そのため、極めてフリーダムにのびのびと生活し続け、繁殖を繰り返してしまう。結果、付近の生態系を脅かすまでの存在となったのだという。
Netflixが明らかにしたところによると、この『Cocaine Hippos(仮題)』では、数奇な運命を辿った「コカイン・カバ」や、パブロの隠し財産を探す人々、詐欺師や麻薬王など、個性的なキャラクターが登場する作品になる予定とのことだ。一体どのような作品に仕上がるのか、完成&配信を心待ちにしたい。
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