『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 監督が音楽に込めた作品への想い

マーベル映画『ブラックパンサー』の続編となる最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が、11月11日より劇場公開された。

2018年に公開されたシリーズ前作『ブラックパンサー』は、ヒーロー映画として異例のアカデミー賞3冠に輝くなど、世界で社会現象を巻き起こす大ヒットとなった。超文明国ワカンダの若き国王とヒーローという2つの顔を持つ男、ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたChadwick Boseman(チャドウィック・ボーズマン)が2020年に他界したことで、世界が深い悲しみに包まれるなか、ブラックパンサーの新たな物語が幕を開ける。

ティ・チャラ/ブラックパンサーを失ったワカンダを舞台に描かれる続編は、映画の世界観を表現するサウンドトラックも壮大でエモーショナル。サウンドトラックのスコアとオリジナル曲の作曲とプロデュースを手掛けたのは、グラミー賞2回、アカデミー賞1回の受賞歴を持つ作曲家のLudwig Goransson(ルドウィグ・ゴランソン)。リードシングル「Life Me Up」を歌うRihanna(リアーナ)をはじめ、世界中から40人以上のアーティストが参加している。

10月26日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたワールドプレミアでは、シリーズ前作に続きメガホンを取ったRyan Coogler(ライアン・クーグラー)監督が続編の予告編の音楽についても語った。「予告編はどんな作品になるかを明かす最初の情報なので、作品の内容が間違って伝わらないことがとても重要だった。ネタバレはせずに、観客に何を理解してもらうかということを考えた。映画の体験も尊重したかったので、音楽で伝えるのが素晴らしい方法だと思った。それも新しいかたちの音楽を届けたかったんだ」。

予告編の音楽には、ナイジェリアのシンガーソングライターであるTems(テムズ)が歌唱するBob Marley(ボブ・マーリー)の名曲「No Woman, No Cry」と、グラミー賞受賞アーティストでもあるKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の「Alright」のマッシュアップが使用されている。

ライアン・クーグラー監督は、この映画の音楽制作にも深く関わっている。テムズの曲については、クーグラー監督が「テムズが(ボブ・マーリーの)『No Woman, No Cry』を歌ったらどうだろうか」と名曲のカバーを提案し、自らもテムズの楽曲レコーディングのためにアフリカのナイジェリアへと出向いたという。「我々はナイジェリア・ラゴスのホテルで彼女とチームと打ち合わせした。そして、ルドウィグ・ゴランソンによるプロデュースを受けて、テムズがボブ・マーリーの曲を見事にカバーしてくれた」とクーグラー監督は振り返る。

クーグラー監督が「自分のキャリアの中でもこれほどまでの作品を届けられることを誇らしく思ったことはない」とも語る続編。亡きチャドウィック・ボーズマンの意思を受け継ぎ、スタッフとキャストが作り上げた渾身の一作に世界の注目が集まっている。

シリーズ最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は大ヒット上映中。

©︎Marvel Studios 2022

TAGS