フィッシュバーガー愛! プシャ・T、マクドナルドを痛烈DIS

ラッパーのプシャ・Tが、米ファストフードチェーン「Arby’s(アービーズ)」を応援する新曲『Spicy Fish Diss』をリリースし、同社に思わぬ恩恵をもたらしている。

Arby's/YouTube

『Spicy Fish Diss』は、ライバルの最大手マクドナルドに対して痛烈なビーフ(ディスり)を含みながら、「アービーズの“スパイシー・フィッシュ・サンドイッチ”が、ファストフード最大手マクドナルドの“フィレオフィッシュ”よりも美味しい」ということを宣伝する目的で制作された。コカインについてのリリックが多いことで知られるプシャ・Tだが、今回はフィッシュバーガーについて言葉遊びを交えて以下のようにライムしている。

「How dare you sell a square fish asking us to trust it? / A half slice of cheese, Mickey D’s on a budget?(よくもまあ、四角い魚を売って、俺たちに信用しろというのか?/ 半切れのスライスチーズ、それでマクドナルドはお買い得だって?)」

「Say less, this argument is baseless / Drowned in tartar, that Filet-o-Fish is tasteless.(言葉少なに言えば、この議論は根拠がない / タルタルソースに溺れたそのフィレオフィッシュは味気ない)」

ところでなぜプシャ・Tが、マクドナルドへの恨み節とも取れるリリックを歌うのか? 実はプシャはマックのCMでおなじみのジングル「I’m Lovin’ It」の作曲に自身が関わっていると主張している。それにもかかわらず、当時も今も彼の名前がクレジットされていないことに腹を立てているからなのだそう。

2003年から使用されている、あの誰でも知ってるジングルについて、プシャはかつて、「俺がまだキャリアも浅く若くて、金や権利を求めていないときに作ったんだ。後になってから、“ちくしょう、俺はこの曲の一部だったんだ、もっと払ってくれてもいいじゃないか”と振り返るようになった」と語っている。

よって今回、アービーズへの応援曲を通じて、マクドナルドに対して改めて「きちんと責任を果たしてほしい」というジャブを投げかけてもいるのである。プシャの訴えにマクドナルド側は反応していないが、このメッセージが話題となり、新曲『Spicy Fish Diss』の広告効果として、アービーズにとっては800万ドル(約10億円)以上の露出価値があったとする報告が寄せられている。

この報告にプシャは自身のリリックを引用し、「批評家は気が狂っている / 嫌われ者は全盛期を過ぎている / それでも、宝くじの当選番号のように、常にお金があるところにいるんだ」とツイート。自身をあざ笑いながらも、しかし誇らしげな反応を見せたのだ。この反響はプシャ、そしてアービーズに思いがけずハッピーな“スマイル”をもたらす結果となったようだ。

PUSHA T/YouTube

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