「A BATHING APE®︎」設立30周年記念コラボアート 世界のアーティストが集結

日本を代表するストリートブランド「A BATHING APE®︎(ア・ベイシング・エイプ)」が、ブランド誕生30周年を記念して、世界からの注目を浴びている11人の若手アーティストとのコラボアートを発表。ブランドおなじみのロゴとカモフラージュ柄を再構築した作品が出そろっている。

これはアートエキシビジョン「BAPE GALLERY™️」の一環として制作されたもの。BAPEのアートを取り扱うブランドの名称を冠した「BAPE GALLERY™️」ワールドツアーは今年1月に始まったばかり。

今回この新作コラボアートの制作に参加したのはADAM LISTER(アダム・リスター)、ALVARO ILIZARBE、ARKIV VILMANSA、ERIC INKALA(エリック・インカラ)、JASPER WONG(ジャスパー・ウォン)、LILKOOL、OSO DE AGUA、SAM TAYLOR(サム・テイラー)、SHARK SEIJIN、SIMONE LEGNO(シモーネ・レグノ)、TOMOTATSU GIMA(儀間朝龍)の11名で、いずれも現代アート/ポップアートの旗手たちだ。

彼らがBAPEのロゴ、トレードマークのエイプヘッドとカモ柄をモチーフにした新作コラボアートは、質感や色調を忠実に再現したプリントとしてもオンライン販売される(各300枚限定生産、シリアルナンバー付きの購入証明書が付属)。アーティストたちの個性がBAPEと融合した作品は、グラフィティ調のもの、サイケデリック調のものとどれも魅力的だ。

そして、ワールドツアー「BAPE GALLERY™️」第一回は現在北京で開催中。先ほどのコラボアート、「BAPE GALLERY™️」の歴史を網羅したアパレル、フットウェア、スケートボード、BAPEの代表的アイコンであるSHARK SEIJINフィギュア、BABY MILOなどの名作アイテムなどが展示されている。

またBAPE HOMEコーナーでは、「FABRICK」「KARIMOKU」とのコラボ・ファニチャーも展示。来場者がインタラクティブにBAPEの作品に触れられる(B)APETAVERSEやBAPE MERCHANDISEといったコーナーも設置されており、アート展示だけでなく、アトラクション的な楽しみ方や、ショッピング感覚で訪れることもできる多面的な展示になっている。北京での開催は今年6月30日までで、その後はニューヨーク、ロンドン、東京に上陸する予定だ。

さて、30周年という節目を「BAPE 30周年スペシャルセット」の販売を皮切りに、大々的に祝っている同ブランドは、同じく30周年を迎えたUNION(ユニオン)とのコラボ「UNION 30 YEAR / BAPE COLLECTION」や、adidas Originals(アディダス・オリジナルス)との「CAMPUS 80s BAPE(キャンパス 80s べイプ)」など、魅力的なコラボ企画を多数発表している。

ブランドの精力的な動きからは、裏原を拠点として90’s以降のジャパニーズ・ポップカルチャーを牽引し続けてきた「A BATHING APE®︎」が来たる時代もシーンの先頭に立ち、発信し続ける意欲をこれでもかと感じさせる。そんな同ブランドの魅力を余すところなく提示するエキシビジョン「BAPE GALLERY™️」が、世界各地で話題を呼ぶことは間違いなく、東京での凱旋展示が今から非常に楽しみだ。

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